lawlawlawko’s blog

答案をアップしていきます #司法試験

古江事例演習刑事訴訟法

古江事例演習刑事訴訟法33攻防対象論

1.本件で、控訴裁判所は破棄自判して起訴事実の全部について有罪とすることができるか。 (1)無罪部分も有罪部分と共に移審するか。 第1審判決がその理由中において無罪の判断を示した点は、包括一罪として起訴された事実の一部なのであるから、第1審判…

古江事例演習刑事訴訟法32一事不再理効

1.弁護人は前訴の5件の窃盗と本件常習特殊窃盗とは実体的にー罪を構成し、その一部である前訴の窃盗について既に確定判決を経ているから、前訴の確定裁判の一事不再理効が後訴である本件に及び、本件については免訴判決を言い渡すべきであると主張した。 本…

古江事例演習刑事訴訟法7令状による捜索・差押え(1)

1.本件令状は、「捜索すべき場所、身体及び物」を「東京都文京区甲町1丁目2番3号X事務所並びに同所に在所する者の身体及び所持品」と記載しているが、かかる記載で捜索すべき場所が特定されたといえるか(憲法35条、刑訴法219条1項)。 (1)そもそも憲法35条…